思っていて、思っていて。

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まず全然大した話ではない。ただ私が思っただけの備忘録。ただこれに気づくと特定の人の話に集中できなくなる。厄介である。

さて表題の「思っている」のは私ではない。語っている人が思っているわけなのだけど、やたら「思っていて」で文章をつなげる人が多いことに最近きづいた。

そして気づくとかなり多くの人が「思っていて」症候群であることがわかってきた。しかもこれ、別に友達とか、会社の同僚とかではなくて人前で講演をするような方達(場合)に多い。

私はよくNewspicksの動画配信を視聴するのだけど、そこには会社を、プロジェクトを代表するような各界第一線の人達が出てくる。そしてこの「思っていて」が繰り出されるわけで、あなたはどれだけ思っているんだ、凄いんだから断定してくれと私も思うのである。

スーパーマンだって人の子

ロバート・キーガンの著書「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」で紹介される企業の分析結果によれば、

ほとんどの人の弱点の根っこにあるのは、自信満々すぎることか、謙虚すぎることかのいずれかだとわかった。

 

 

 

一見極論すぎるだろ、と思わなくもないが、なんとなく分からなくもない。私から見ればスーパーマンのような人だって、ゴリゴリ押し続けるタイプの人もいれば、人の顔色を伺いながら強かに生きていく人もいるのだろう。

勝手に分析すれば、この「思っていて、思っていて」症候群の人たちは「謙虚」の側の人間なんじゃないかと思ったり。

実際物事を断定するのには力がいる。それはある程度学があって、実績がある人でも同様のはず。むしろなまじ学があり、実績があると、それがプレッシャーとなってより難しくもなるかもしれない。

謙虚に、そして傲慢に生きる。

紹介された会社では自信満々すぎる人を、傲慢とも表現している。決して悪い意味ではなく、あくまで分類上の話。

そして傲慢と分類される人は、1時間の会議の最初45分は静かにしているようにしたり、逆に謙虚な人は、会議の最初15分に発言するようにするらしい。

つまりどちらが悪いではなく、自らを理解し、そのバランスを取るということが重要であると。

と、今日思ったのはそんなことです。


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