「きれいごと」に投資するという当たり前。鎌倉投信の考え方が素晴らしい。

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ビットコインやら、株式やら、一攫千金を得ようとする輩が多い。

格言う私だって一攫千金を手にするチャンスが目の前にあるのなら、そこに手を出すのはやぶさかではないというより、むしろ進んでやりますけどね。

でもいくら運用、資産活用って言っても、それがただお金のためだけに行動するって、それはただのギャンブル何じゃないのかなって思ってしまうんです。

そして根がドキドキするのが好きではないので、値段が上がった下がったって一喜一憂するのが性に合わないんです。

それでも資産運用はしておかないと。

それでも色々やっています。

銀行に預けていたって、下ろす時に手数料だけ取られて利子もつかないで放置しておくんだったら、多くを求めなければそこまでのリスクもなく数%の利率はつくものです。

しかも今はIDECOやらNISAやら、税金対策にもなりますから。

で、預けた後は基本的にほったらかし。

繰り返しですけど、その金額に一喜一憂するのは本当にストレスだし、そこに時間が費やすんであれば他にやることは山ほどありますから。

もちろん右肩上がりに金額が上がればそれはそれで嬉しいけどね。

「好き」なところより、「価値観の合う」ところに投資したい。

で、常々考えていたのが、きちんと同じ価値観を持つ、考えの合う会社に投資したいな、と。感覚的には考えの合う友人に投資するみたいな感じでしょうか。

でもこれ、「好き」とはいささか違う。

 

例えばトヨタの車が好きだから、トヨタの車を買う、これは非常にシンプル。

でもトヨタの車が好きだから、トヨタの株を買う。これは似ているようで少し違う。

トヨタの株を買う場合は、その商品以上に、その会社の活動が重要になってきます。やれROIだとかPERだとか、その会社を「応援」したいだけなのに、割高なのか、割安なのかって。

別に応援したいんだったら応援したら良いんじゃないかと思うんです。

もちろん資産運用という観点から若干外れる事は理解していますけど、そもそも短期的な利益を求めるのでなければ、いい会社が存続していれば別にそこまで大損しなければいいですよ。

それに基本的に金額が上がるか下がるかなんて未来の事はわからないから、得した損したっていうより、「株価下がっているけど頑張って欲しい」「成果が株価に現れてきたな」って見るほうが楽しいと思うんです。

 

トヨタにしたって、商品は良いし、ブラック企業ではないでしょう。

ただ所謂日本的な経営をしてきたのは事実で、朝から晩までサラリーマンしている人はもちろんいるし、先進的な働き方をしているとは言い難い。

仮に会社の内部は改善されているにしても、そこに関わる部品メーカーとか取引のある会社に大して厳しい対応をするのはいかがなものかと思ってしまうんです。

当たり前といえば当たり前かもしれないけど、それだけ体力のある会社が、そんなに高圧的に仕事するっていうのは、効率的なのかもしれないけど、格好悪いって感じるんです。だから例え株としては「買い」であっても、別に欲しくないというか、応援したくないという感じ。

 

これは例えばAppleでもそうだし、世の中の会社の大部分はまぁそんなもんです。

まさにそんなところがありました。鎌倉投信。

元々噂には聞いていたので、資料だけは取り寄せていたんです。

でも当時はNISAの手続きが面倒だったことから、そのままにしていました。

そして何の気なしに読んだ鎌倉投信、新井さんの本。

 

素晴らしいの一言。正に私の考え方に合致するものです。

つまりその会社の理念とか、考え方がきちんと社会に大して貢献しているかという「きれいごと」ポリシーで投資先を選定しているようです。

実際私も知っている「価値観の合う」会社に投資しているようです。

もちろんこの新井さんという方は金融のプロなので、最低限と言うか、きちんとお金が回っているかを確認しているという前提はあります。

ただ実際に投資先を選ぶその基準は非常に抽象的で、主観的なモノ。

でも私はそれで良いと思うんです。

だってどんなに金融のプロが、経済のプロが集ったって、今のこの世の中の状況を考えたら、それが大した結果を伴っていないことは一目瞭然。まだまだ言語化、数式化出来ていないことの方が多い、重要と考えるほうが余程理屈にあっています。

 

ということでなけなしのお金からこちらに回すことにしました。

まぁ数年内にお金が無くなって解約することになるかもしれないけど、それはその時の話。

最後に

私はこういう考え、ポリシーを持っているからか、そういう意見をよく見る気がします。

それは私自身がそういう価値観を持っているからでしょう。

いわゆる買った車バイアスってやつです。(こんな言葉はない)

自分が車買うと、世の中にその車がやたら増えたように見えるってやつですね。

 

でも実際に世の中のマジョリティは利益重視の方々。

私の上司だって「人、モノ、金」でも「ヒト」が大事だといいますが、実際に本人が一番気にしているのは「金」なんですけどね。多分当たり前すぎて、本人も気にしていないと思うけど。

 

少なくとも私は本当に社会に必要だと思えることを一つ一つ実践していきたいと思う今日このごろ。

わっしょい

 


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