プログラミング必修化は子供だけじゃない。大人(私)にも!

仕事・キャリア

教育現場においてプログラミングの必修化が話題に上がることが多くなってきた。
 
2020年の指導要領に盛り込まれるとかなんとか。
 
ただそれは子供向けの話。大人にだってそんな環境は欲しい。
 

プログラミングが遊べる環境

家でも手軽に楽しめる色々な環境があって、Scratchでは子供でもプログラミングの概念を理解できるよう設計されているみたいだし、Legoのマインドストームは対象年齢が10歳以上と子供向けかと思いきや、プログラミングでロボットを動かせる。かなり高度なことも出来るので、大人も楽しめるらしい。
 
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タブレットでもSwift、AndroidのPlay groundなどプログラミングを遊びながら学べるそんなアプリも出ているみたい。とりあえずダウンロードだけしてみた。
 
ウチの子供はまだまだチビスケなので、あと数年したら少しづつやらせるというか、一緒にやってみたい。というかむしろ自分のがやりたい。子供の教育にカッコつけてマインドストームを買うのだ。妻を説得するのだ。
 
というわけで、私はプログラミング教育の必要性に議論の余地はないと思っているので、あとは運用に足る、きちんとした指導要領を作って頂ければと思う。文部科学省?の皆さん頑張ってください。

大人だってプログラミングが必要な理由

さて子供のことはとりあえず置いておいて、大人へのプログラミング教育のあり方。何も私は国民総アプリ製作者にするべきとか、全員がマクロ使いになりましょう、なんて言う気はサラサラ無い。
 
そんなもんは一部の物好きと、それを生業にする人に任せればよい。
 
大人が学ぶ環境だって確かにはあるはある。
 
最近流行りのUdemy。他のオンライン学習サービスに比べて一つ一つのコンテンツが短くて手軽に出来る。料金もお手ごろだし。
でもこれにしたって興味ある人、好きな人しかやらない。

もっと万人に半強制的にプログラミングをすすめたい

 個人的に思うのはもっと根本的にパソコンとか、インターネットとか、ITに関するリテラシーの低さに危惧を覚えるわけ。
 
「パソコンとかよくわかんないしー」と開き直るならまだ良いほうで、「俺、結構詳しいよ」とか言いながら中途半端な知識で周囲を混乱に陥れる人も少なからずいる。
 
そうは言っても我々の生活(業務)は、いまやITの恩恵なくしては進まない。だからこそそんな我々大人の世界の多くの人にプログラミングが有用なのではないかというわけ。
 
プログラミングを学ぶことで物事順序だてる思考力とか、論理的思考が養われる。
 
とかそんなことはどうでも良くて、それよりも何よりもパソコンって何?インターネットって何?ってところをプログラミングを通したら学べるんじゃないかという淡い期待を感じる。

IT(パソコン)リテラシーが欠如すると何が起きるか

結構これには悩まされる。

ITリテラシーが不足していると、仕事で起きる問題を、原因を得体の知れない、データとか、パソコンの何かのせいにして、また同じ過ちを繰り返してしまう。

会社でよく見られる日常の一コマ

(前提としてWord,Excel,Powerpoint、メールあたりはみんな普通に使える)
 
「あれ、データちゃんと入力したんだけど、ここだけ計算結果が違っている。データ壊れたかな」
 
「コピペしたらExcelが変な計算している。不具合でも起きたかな。再起動しようかな」
 
こういった作業をする人は、それなりにPCが使える。Excelの関数だって使えるし、問題があった場合に再起動がそれなりに有用な手段だという事を知っている。でも根本的に間違っているアプローチがある。
 
自分の作業の誤りを疑っていないということ。
 
そしてすぐにデータという、何か自分の分からないものが壊れたことにするということ。

パソコンはミスをしない。

まずパソコンはミスをしない。特にExcelで計算結果が違うのであれば、まず疑うべきは自分の操作だ。

人間がミスをする確率を考えたら、パソコンのミスする確率なんて0と言っていいんじゃないだろうか。

そもそもそれはミスというか、単に不具合って事になると思うんだけど。

ちなみに少し話は違うけど「この資料印刷して、パソコンのデータと合っているか確認しておいて」という指示を出す方がいる。
 
人がチェックするよりPC上で確認した方が絶対正確なのは当たり前のはずで、我々の仕事はいかにして人の介在する余地を減らすかと思っているのだけど、こういう指示がまかり通る世界が私の住む世界なわけだ。

ファイルが壊れる?

そして頻繁に使われるこの言葉。

ファイルは確かに壊れる事もある。

そしてMicrosoftがちゃんと教えてくれる。ファイルが壊れていますよ、と。

ただ壊れていたら十中八九ファイルを開くことは出来ないし、仮に開けたとしても、Excelのセルの計算式がおかしくなったなんて程度ではすまなくて、もはやファイルとしての体をなしてはいない。

ちなみにそんな事態に陥って仕事が振り出しに戻った人はどれだけいるというのか。

高度なITスキルよりも基本的なITリテラシーのが重要

まずITスキルっていうのは、例えば求人票にかいてある、Microsoft Officeで文書作れたり、Excelでデータ処理したり、メールの送受信したりってやつ。
 
これは操作方法さえ学べば誰でも出来る。基本を学べば後は習うより慣れろで、3ヶ月も業務で使っていたら、普通に使えるようになるはず。後は修練と鍛錬で、かなり高度な機能を使いこなす人材になれるはず。
 
ただこのITスキルを持ち合わせていても、ITリテラシーが低いと致命的に残念な人材になる。
 
ITリテラシーってのはIT(パソコン、インターネット)は何が出来て、何が出来ない存在なのか、何が得意で、何が不得意なのか知るということ。(本当の定義は少し違うと思うけど) 
 
だからITリテラシーがあれば何にITスキルを使うか、どうやってそのスキルを使うかがわかる。
 
ただ逆にITスキルだけあって、リテラシーがないと、無闇に周囲を混乱に陥れる存在になりかねない。

プログラミングとITリテラシー 

そしてここでプログラミングの登場。

確かにプログラミングも一種のITスキルという一面はある。基本的に言語なので、文章の記述ルールを覚えて、その通りに命令を書き込んでいくだけなので、ある一定期間学べば簡単なプログラミングであれば誰でも書ける。

ただ他のITスキルと違うのは、それが全てのソフトウェアの土台になっているということ。 

プログラミングをするとわかるが、完璧に書いたと思ったプログラムでも、スペルが一個でも間違っていたら動かない。コロン一個でもあったり、なかったりしたら動かないのだ。
 
逆を言えば、右を向けといえば右を向くし、左を向けといえば左を向く。
 
そのぐらい大目にみろよ、というのが一切通じない。それがデジタルの世界。
 
そういうデジタルの世界の基本を皆さん知っておきましょう、ただそれだけ。

  プログラミングが普通の世の中はみんな生き易い

実は私自身プログラミングはそんなに出来るわけじゃない。ここまで偉そうな事を言いながら恐縮してしまう。
 
ネットで調べながらマクロが少し出来るぐらい。
 
でもだからこそ自分ぐらいのプログラミングの知識は誰もが持っておくべきだとも思うのだ。そうすれば共通言語でITをパソコンをどう使って仕事をするか、世の中を良くするかという話ができる。
 
共通言語が英語にしろ、日本語にしろ。言葉は曖昧さが多すぎて、誤解を招く。その点プログラミングはもっと合理的で、お互いがお互いを理解しやすいんじゃないかな。
 
というわけで子供に必修化する前に、大人にこそプログラミングを学ばせていきましょう。
 
わっしょい 
 

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