Audibleがコイン制に移行してはや2ヶ月が経とうとしている。
残念ながら、最初の時にいくつか一気に更新された以降はこれといった目玉新作はリリースされず、ちょっと肩透かし。
そりゃそんなにドンドコ作品を増やすことが出来ない大人の事情があることぐらいは、いい大人である私にも分かりますがね。それを見越して3段階ぐらい事前にユーザーが驚き喜ぶための波を準備しておくっていうのも、サービス提供者としての使命だと思うんですよ。
松本仁志の放送室という繋ぎ
月々1500円払っているのもバカらしいので辞めようと思うのだけど、もうAudibleなしであの通勤電車を乗り切れる気がしない。
と思ったらとりあえずこんな作品を放り込んできましたよ、Amazonさん。
さすがダウンタウン松本さんとは繋がりが深いようで、いいところに目を付けたと思います。
(そういう意味ではきっちりサービス提供者としての使命を果たしている!!?)
放送室とは??
001年10月4日から2009年3月28日までTOKYO FMをキーステーションに、AIR-G’を除くJFN37局ネットで放送されたラジオ番組[1]
ダウンタウンの松本人志と、その幼馴染で放送作家の高須光聖の2人による1時間のトーク番組。「肩の力を抜いて話すことができる場所が欲しかった」という松本が、小学生からの同級生である高須と1時間に渡り様々な内容のトークを繰り広げる内容である。
Wikipediaより
まぁ平たく言えば、ダウンタウン松本とその友達(でもあり仕事仲間)の雑談を1時間聞くという、非常にアホらしい、安い番組。
私も本当のラジオを聞いていたわけではなくて、一時期ハマってYoutubeで聞いていたことがある。
すでに最後の回から10年近く経っていることもあって、しかも今聴けるものは初期のものなので、そうすると実際は15年以上も前の話。
まっちゃんはまだ結婚していなかったり、それ以外にも色々と時代が古いなーっていうのもあるのだけど、そこはまっちゃん言うところの普遍的なお笑い感が織り込まれてて、軽妙なやり取りについついニヤニヤしてしまう。
番組中にも話しているけど、「時代に流されない、本当に面白いものをつくるねやー」というまっちゃんの言葉通り、こうして10年以上も時が経っても楽しめるという。
さすがやね
しかもタダやでー
と、関西人でもないのに、関西弁がサラリと出てきてしまう。そう、この作品は最近Audibleがコイン制に移行して聴ける回数が限定されている中、無料で何本でも聞くことができる。
なんか平日1番組ずつ追加されているらしく、すでに30本以上の番組を聞くことができるから、長編小説4冊ぐらいの量がある。
実際は300回以上放送されたらしいから、これが全部聴けるようになるのかどうかはわからんけども、可能ならお願いしたいところ。
Youtubeでは流石に全部は聴くことができなかった。
二人の人間性から考える自らの人間性
ホントにただの二人のバカ話を聞くだけなんだけど、そこはプロのお笑い芸人として、しかもその中でも神と崇め奉られてきた?ダウンタウン松本さん。
とそのまっちゃんと同じ幼少期を共有でき、構成作家として数々の人気番組を作り上げてきた高須さん。
そんじょそこらのサラリーマンが雑談しているのとはわけが違う。
この二人のお笑いに対する思いと、社会の不条理に対するツッコミには、うんうんとうなずいてしまう説得力があったりなかったり。
そしてたまにはやっぱりまっちゃんも世間知らずなとこあるなーと思わずにはいられない発言とかもあったりはするけど、言ったって人間だもの。
最後に
まっちゃんは頭もいいし、お笑い界では成功者でもあるけど、感覚は結構普通なんだなーと思う。
というか世間の感覚が実はおかしいのではないかと思う今日このごろ。
流行とか、どうでもいいもんに流されすぎ。
政治家とか、会社のお偉いさんとか、一見すると頭の良さそうな人の、なんと頭の悪いことか。
それこそアホばっかりやで。
そんなアホな世の中に気づける作品です。
わっしょい