全てを自分で作る。デジファブとプログラミング教育。

ものづくり・建築

それってDIYやんけ、とか言わないで欲しい。全てを作ると言ってもデジタルファブリケーションではその大部分をデジタル?機械?が代行する。

色々と手加工とかやってきたけど、今後の方向性が固まったきた。やはり自分にはデジタルファブリケーションだ。

デジタルファブリケーションとは?

まず名前からしてカッコいい。横文字嫌いな人には敬遠されそうな長い名前だけど、なんかええやん。普段はデジファブとか略して言ったりもする。

簡単に言えばデジタルデータを使ったモノづくり。

通常モノづくりっていうと、のこぎりでギコギコしたり、半田ごてでジジっとしたり、紙をぺたぺたしたりだけど、その製作工程の大部分を機械に頼る。そしてその製作図面的なモノをデジタルデータで作成する。それがデジタルファブリケーション。否、デジファブ。

デジファブの色々

デジファブにも色々と種類があって、レーザー加工機、3Dプリンタあたりは皆さん名前を聞いたり、実際にそれで作られたものを目にしていると思う。

というより、工業製品だって、その製作過程においてはこれら機器の力を借りているわけで、そういう意味では我々の生活はデジファブで出来ていると言っても過言ではない。

デジファブとそういった工業製品の何が違うかと言えば、それら機械を個人の裁量で使えるようになっているということ。だから自分でデザインを決められるし、細かな使い勝手を自分好みにもできる。

つまり時代は大量生産大量消費から、多品種少量生産になっていると、つまりはそういうこと。

デジファブと教育とのコラボの実現

デジファブ自体はまだ数は少ないモノの、それなりに拡がりを見せてきている。なんてったって面白いからね。ただ如何せん物好きの人の趣味の延長ぐらいにしかなってない気がする。どうせなら社会に必要な何かにまで昇華させたい。

とそこでくるのが教育。デジファブと教育は相性がいい(はず)。まずプログラミング教育の義務化。これからは小学生ですらプログラミング教育が必要になる。デジファブそれ自体は必ずしもプログラミングってわけじゃないけど、データを作成するとき、データを制御するとき、プログラミングの素養は必要になる。

何よりモノづくりとしての面白さ。

必要なモノを自分で作るという経験。どうしてもこれまでの技術の授業などでは、言われたものを言われたとおりに作りましたという経験。それはもちろん技術の習得としては重要なんだけど、得意な人には刺さる反面、苦手な人には苦痛でしかない。

でもデジファブでは実際に作るのは機械。少なくともPC操作はあらゆる業界、職種で使うことを考えると、それは得意不得意とかではなく、やる必要があるので、あとは発想力とやる気の問題。

っていうか、作りたいもの=目的さえあれば、あとPCスキルなんて言うのはあとからついてくる。

木材の加工性の高さ

そして一点試したいのが、デジファブを木材加工に特化させたい。デジファブそれ自体は素材を制限するものではなく、やりたいことによって、プラスチックから金属までなんでもありなんだけど、そこを木材に特化させて色々とやると、逆に拡がりが生まれるのではと。

しかも合板とか、MDF版とかではなく、無垢材。無垢材は反るし、曲がるし、正直デジファブであっても苦労はする材料なんだけどね、そこを上手く教育という観点ともコラボしていきたい。というか親和性が高いはず。

と、方向性が固まってきたので、これからこれをどうやって実現するかを考えていこうかと思います。

わっしょい


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