飛行機中の格差社会。優遇サービスは果たして誰を幸せにしているのか

思うこと

だいぶご無沙汰。ちょっとまとまった時間が取れませんでした。はい、言い訳です。
 
実は暫く出張で家を空けておりました。本当です。
 
その出張でのお話。出張ってのは遠くに行くわけで、飛行機に乗ることも度々あるわけです。

航空会社の格差社会システム

皆さんご存知の通り、飛行機の席にはエコノミー、ビジネス、ファーストクラスなど分かれています。航空会社の上級メンバーになると優遇されたり、ラウンジ使えたり、そんで機内ではわざわざCAが挨拶まできたり。
 
私も飛行機は結構乗るのでこの光景をいっつも見るわけです。乗らない皆さんもまぁそんなもんでしょくらいには知ってると思う。でもこれっていいのかなとふと疑問に思う。いいって言うか、これが資本主義社会の編み出したベストアンサーなのかなって。
 
もちろん金多く払ったらそれだけ優遇されるってのは飛行機に限らず当たり前のことだけど、ここまであからさまな違いを目の当たりにする状況って意外とないよなって。

グレードの付け方エゲツなし

私はずっとANA派で、大量にマイルは保持しているものの、いわゆる上級会員にはなっていない。出張と旅行ぐらいではせいぜいブロンズ一歩手前までしかいかないんです。今年も寸止めでした。出張は航空会社なんて気にせずとりあえず安いチケット選ぶんでしょうがない。
 
ここまで飛行機に乗る機会が多いと、若かりし日に修行してなかったことを若干悔やみます。
 
ただスカイチームはデルタアメックスクレジットカードで年会費さえ出せば上級メンバーになれます。別に大した違いではないけど、長い行列に並ばなくてよかったり、ラウンジ使えたりは何気に便利。
 
で、長い行列に並ばないでいいときに、そこはかとない優越感を感じるわけです。私も人の子ですから。
 
でもそれと同時に、さらに上級のメンバーとか、ファーストクラスに乗る人とかいるわけで、なんとも言えない中途半端な感情になる。

ファーストクラスは本当の幸せを手に入れることができるのか

じゃあその1番上のクラスになったら解決するかというと、ことはそう簡単じゃないと思うんです。
 
よくよく考えると分かるけど、ファーストクラスだって所詮は飛行機の一シートに過ぎないわけ。どんなに優雅に作ろうが、自分の部屋には勝てないし、なんなら航空会社の関係ない入関のとことかは普通に並ぶ必要があるでしょう。
 
つまりこの飛行機乗り場には格差社会の縮図みたいになっていて、結局最後の高みまで登ってもそこまで幸せじゃない、やってもやって満たされない状況が垣間見えるのです。
 
その上のなるともはやプライベートジェット持つしかないってなって、それはもはや何十億をポンって払えるゾゾタウンの前澤氏の様な方しかいわけ。まぁプライベートジェット乗るような人はどういう気持ちなのか、一応入管には並んでるのかは私のようなパンピーには知る由もないけどね。 

重要なのは優越感ではなくて快適感

何が言いたいって、快適感をだいぶ犠牲にされてるよねって、そういうこと。
 
もちろん努力はされていて、向上はしているんだけど、基本的には優越感によって、とりあえず金持ちのご機嫌をとるように出来ているわけ。
 
別に多く支払って人より時間を短縮できて、より優雅に移動できるっていうのを突き詰めるのは良いんだけど、そもそもの快適性を高めるっていう基本を高めることは忘れちゃいけない。
 
優越感は所詮比較論の世界。常に絶対値としていいか悪いかを判断できる世界に身を置くべきでしょう。

最後に

完全に貧乏人のひがみみたいになったわけですが、

当たり前のように目の前で資本力の差を見せつける世界が正しいとは思えない。

それで幸せになれる人が増えるんだったらいいけど、みんな性格悪くなるだけじゃないでしょうか。

わっしょい


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