デニーズ禁煙化に。それでもこの企業体質は信用ならない。

思うこと

デニーズが嫌いです。
 
でも利用します。
 
まぁ実際に選ぶのは私自身なので悪いのは私なんですが、今の状況を考えると時間、場所的にこのやり方しか思いつかないので、早く代替案を見つけたい。 
 
ここで断固たる決意でデニーズを使わないという決断ができない自分の弱さが恨めしい。
 
嫌いな理由は明確で喫煙スペースと禁煙スペースが分かれていないからです。「いやいや分かれているよ」という方は何も分かっていません。単にスペースを分けているだけで、煙はダダ漏れなんです。 
 
ちなみにデニーズはセブンアイフードシステムズが運営していて、あの巨大資本セブンアイホールディングス傘下。いわずと知れた大企業。

禁煙化に舵を切れば許されると思うなかれ 

このニュースにもある通り禁煙化を進めると言う。
 
しかし理由が人材確保ができないからって。これが日本の一流企業といわれるレベルの経営かと思うと、あぁ経営って言っても大したモノじゃないんだなと思う。
 
まず気付くのも、動くのも遅すぎる。しかもその対処は従業員の健康を考えて先行して動いたとかではなく、健康を考える人が来なくなったからという、後手後手の対応。
 
少なくとも宣言をしただけで今日もタバコを吸わない従業員の人はモクモクの店内で働いているわけです。

企業も人も結局は自分が生き残るのが最優先

この当たり前の原則を私も忘れそうになります。

だからあまり責めてもしょうがないのはわかります。どんなに高尚な目標を掲げていても、素晴らしいサービスを提供していても、それは生き残るためなんです。

だから細かく見れば必要悪を推し進めることもあるんでしょう。

会社にとって今年の、そしてせいぜい来年の売り上げ、利益が一番大事で、それを達成するために競合と戦い、市場を見て、消費者のニーズに応えるわけです。
 
それはそれで複雑で大変だろうけど、それは町の商店でも考えることなんですけどね。
 
大量に優秀な人材を毎年入れて、イノベーションだ、改革だなんて言っている割に(実際に言っているかは知らないけど絶対に誰かは言っているはず)やっていることは、街の商店の方が地に足がついているかもしれません。
 
まぁ組織が大きくなると、管理コストがやたら増えるし、調整のための調整に仕事したような気になるんですね、分かります。

経営者は優秀でも、完璧というわけじゃないジレンマ

 これだけの大きな組織ですから、優秀な人材も半端なくいるわけです。そして経営者だって尋常じゃない頭の持ち主だと思います。

 
名経営者といわれた前社長の鈴木さんだって、経営には長けていたんだとは思いますが、それでも会社の健康状態が一番で、従業員、消費者の健康なんて、考える必要のないものなんでしょう。
 
だって短期的にはお金になりませんから。
 
こういう本当の意味で長期視点で物事を考えるには人間の頭って足りないような気がします。多分その辺まで考えられるのは世界レベルで何人とかいう感じなのか、はたまたこの世には存在しないか。
 
まぁ最後は鈴木さんもなんだかんだでドタバタしていたのを見ても、結局どんなに優秀な人でも、人は人というところでしょうか。

とりあえず早く禁煙化して。

大企業のスピードの遅さが如実に現れています。

分煙ならまだしも、全面禁煙だったら設備も投資も何もいりませんよね?

何でとっとと始めないんでしょうか。

もしかして喫煙スペースの壁紙変えて、匂いを取ってとかを気にしてるんでしょうか。確かに案内された席が禁煙なのにヤニで黄ばんでたら嫌かもしれないけど、部屋中に匂いが充満しているよりはマシ。

とりあえず1日頑張って掃除して早く禁煙化してください。

おすすめ本

結局エリートも、社長も最後は終わるんです。人間なんて誰も大差ありません。

Audibleで読むと気軽に読み進められるのでお勧めです。

 


タイトルとURLをコピーしました