子育て:子供の誘惑は取り除けない。やりたいことをやらせるのみ。

子育て

子育ての何が大変って、世の中の誘惑にどうやって立ち向かっていくかを教えること。

実は教えるなんて言うのもおこがましくて、大人だって、日々これは買ってはダメ、これは食べてはダメ、って自分に言い聞かせながら、それでも日々挫折して、妥協して生きているんだ

それでも最近子供の周りに私が好きでないもの、好きでない行動が増えているのが、気になる。

ただ子育てにおいて、明確に善悪が判断がつけられるものなんてほとんどないのが実際のところじゃないか、なんて思うんだ。

みんなやらせるべきか、止めるべきかを何となく判断している

例えばご飯を食べずにお菓子ばかりを食べていたらどうなるか。

例えば夜、寝ずに遊び続けたらどうなるか。

大人ならその後の影響を、経験から、知識から推測することが出来るから自分の行動をセーブする。でも子供は欲望に忠実やからね。そこを親として進むべき道を指し示してあげるわけだ。

もちろんやった方が良い(といわれている)こともある

言葉は覚えておいた方が良いから沢山話しかけるし、笑いかけてあげた方が良い。

一緒に外で遊ぶのも良いことっぽい。

何事も程度問題

でもちょっとぐらいお菓子を食べても問題ないし、毎日寝る時間なんて微妙に違うし、年がら年中笑いながら話しかけるのも気持ち悪いし、ずーっと外で一緒に遊んでいたら疲れる。

絶対的に自分がやらせたいと思うことをやらせる

だったらどうやってするべきことを判断するか。

多分答えとしては細かいことを気にするより、大きな方向性でどうなって欲しいかを決めてあげるしかない。

そしてそこには何が良いか、悪いかを判断するより、絶対的に自分がいいと思うものをやらせる必要がある。

ここで言う”自分”とは子供じゃなくて、親。

もちろん子供に自我が出てきたら、子供のやりたいことをやらせるっていうのも重要だけど、それ以前に親は何をやらせたいかを決めるのも重要なんじゃないかと思う。

そうしないと、「本人のためを思って私はやりたくもないものをやらせたのに」、とか訳のわからない、誰も責められない悲しい事態が起きるわけ。

やらせたいリスト1 自然に触れさせる

私の場合はやはりこれ。

東京に住んでいながら、都市が大嫌いで、早いとこ抜け出したいと思っている口なのだが、子供は生まれも育ちも東京(実は生まれは神奈川県)。

懸念すべきは子供がもう少し大きくなった時に、私にとっては帰るべき自然であるはずが、子供にとってはたまに訪れる旅行先となってしまうと、それは何と残念なことなんだ、ということに気づいた。

我が家は妻がそこまで自然派でも、何より外にもあまり出歩かないタイプであるため、ここは私が率先して連れていく必要がある。

こんなん見つけた。ちょっと遠いけど行ってみようかな。

やらせたいリスト2 プログラミング習得

私は残念ながらプログラミングの基礎を学んだだけだが、それでも要所要所でその思考法は約に立っている気がするし、何より現代はWebサービス、アプリとは切っても切れない関係。

その根本概念はプログラミングを理解することで雰囲気でもわかるはず。

自然派とは相容れないような気がするが、この思考訓練は生活においても役に立つんじゃないのかな、とも期待できる。

物事を順序立てて考える力だったり、無駄なく、被り無くのような論理的思考を養うんでないかな。それは日々の、もちろん山の中にいたって重要な能力なんじゃないの。

何より自分の考えたとおりに何かが動くなんて楽しいじゃないか。

個人的にはロボットを使った奴でやりたい。Legoのマインドストームがいいなー。

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パソコンとスマホの違い

だからパソコンのスキルも与えたい。今後10年、20年を考えた時にパソコンも、ましてやスマホすら旧時代の遺物となる可能性は無くはないが、少なくとも現時点では自分で何か作るとした時に、パソコンには一日の長がある。

スマホでそれらをやってしまう人もいるかもしれないけど、それは逆にものすごいITリテラシー、スキルが高いか、作っている成果物のレベルがそこまで高くないかのどちらかでしょう。

それにしても金かかるなー。

やらせたいか、やらせたくないか微妙なこと。

やらせたくない事はやらせなければ良いんだけど、微妙な事が多々ある。

Youtube。

私自身はそれなりにリベラルな思想を持っているし、頭も理系より(物事を理系文系で区別するのは好きじゃないけどわかりやすいからね)なので、Youtubeそれ自体は良いと思う。

ただ2歳、3歳児がそれに興じている姿は決して気持ちのよいものではない。

恐らくこれが40年、50年前で、テレビがまだまだ家庭の普及し始めた当初は、テレビがその対象だったのだろうと思うけど。

これで小学生ぐらいが「Youtuberに俺はなる!」とか言うんだったら全面的に応援する。

だってYoutuberになることと、Youtubeを見ることは似て非なるもの。テレビが好きだというのと、俳優、芸人を目指して出演する側に回るのでは全く違うのだ。

アイドル、マンガ、キャラクターに嵌まっていく

マンガは私も大好きだ。

未だに新しい作品を探しているし、子供の頃に読んだもので、未だに好きという物もある。

アイドルは別に好きでもないけど、それに興じる人の気持ちはわからないでもない。

ただアイドル、漫画の中には、完全に商品を買わせる為のマーケティング手段が見えすぎているものがある。

何事もビジネスだし、それ自体を否定するんじゃないけど、子供を無防備にそれに晒してしまうと、何の防御方法も知らない子供は欲望の虜にされてしまうのだ。

 

多分これからはスマホが使いたいとか、LINEで友達と繋がったりとか、どんどん新しいのが出てくると思うと、、、戦々恐々です。

能動的になれるものが必要

じゃぁこれらやらせたい事と、微妙なことの境目はっていうと、本人が能動的になれるかどうか。

そしてこのやらせたくない事の微妙なところは、どっちかというと本人の意志とは反して、単にその欲望を刺激されているだけになる。

ただ例えば最初は受動的に見ていたYoutubeから何か刺激を受けるかもしれないし、キャラクターにはまるがあまりイラストレーターを目指すかもしれない。結果は誰にも分からない。

だから能動的に、自分自身で、Activeに考えて、動けるものを選んでいくしかない。

最後に

子供との時間は設けるようにしていたけど、何をやらせるというところまではあまり考えていなった。

何をするか、そのために親としてどうやって時間をつくるかを考えていく必要があるね。

なんか子育てっていうのは、どんなプロジェクトマネジメントよりも大変だな。

これと比べたら仕事なんてどれも予定調和の世界ですよ。

わっしょい


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